若いうちに治療を開始した人たちほど治療効果は早い

特に専門的なクリニックに行くのでなしに、近所の医者などでAGAを診てくれるところを探すつもりなら、診療科は皮ふ科か内科に行くのが妥当でしょう。

治療費でいうと一般医のほうが専門のクリニックより安くつく場合が多いです。

しかしAGAの治療は、どこの内科や皮ふ科医院でも出来るというのではなく、受け付けているところでも専門的にAGAを扱っているところに比べ、治療方法は少ないといっていいでしょう。

治療開始年齢で見たときに、若いうちに治療を開始した人たちほど治療効果は早く顕著に出るという研究結果があります。

ただ、仮にAGAの症状が進展していた場合でも、地肌に隠れている毛母細胞が死滅していなければ治療はけして手遅れではありません。

視力が良い人でも毛母細胞は目に見えるものではありませんから、いくら無毛の状態であろうとそれで毛母細胞まで無くなってしまっているわけではないのです。

ですからAGA専門のクリニックで早めに相談し、検査してもらうと良いでしょう。

AGAの人口というのは日本ではそんなに増減があるわけではありませんが、現在のところ約1250万人だというデータがあります。

この国の総人口を約1億2千万人とすると、約10パーセントもの人がAGAに起因する脱毛や薄毛の発症を経験していることになります。

しかしながらここで言う総人口は思春期前の学生や子供のほか女性も含まれているわけです。

従ってこれを男性(20歳以上)の数に限って試算すると、四人にひとり、加齢によるものを除けばさらに高い頻度で発症していることになります。

将来AGAの症状が出やすい体質なのかどうかを判断できるAGA遺伝子検査は、治療方針を立てる上で非常に有効です。

実際に遺伝子というのは生まれてからずっと変化することがないですから、検査した上で得られた結果(AGAになる可能性)は何度検査しようと変わりません。

男性型脱毛症の治療をしている病院であれば、遺伝子レベルでの検査は受けられるものですが、まだ分からないのに病院に行くのは嫌だとか、検査はしたいけれど出費は抑えたいという場合は、検査キットがネットで売られていますので、それを使えば病院に行かずに検査することも可能です。

習慣になっている人には耳の痛い話でしょうが、AGAにはタバコは百害あって一利なしです。

喫煙習慣のある人はDHTと呼ばれる成分、すなわちAGAの発生因子である男性ホルモンが増加することが分かっています。

その上、喫煙でニコチンを摂取することにより血液の循環が阻害されるため、体にも髪にも二重に悪影響をもたらすことになります。

AGAの治療効果を台無しにしてしまうので、なんとなくAGAの兆候を感じたら自ら悪化させるようなことはやめて、減煙、禁煙していきましょう。

いつものバスタイムも工夫次第で薄毛や抜け毛の進行といったAGAの状態改善に補助的ながらも役立ってくれます。

健康な髪を育てるには血流の改善は大きな影響力を持つので、もしシャワーを利用するとしても、しっかり浴槽で温浴するほうが治療効果は高まります。

もっと良い効果が得たければ入浴時にマッサージブラシなどで頭皮をほぐしてやるのもいいでしょう。

男性が発症すると思われているAGAですが、女性だって発症しないわけではありません。

性ホルモン由来である点は男性のAGAと変わりませんので、女の人の場合はAGAの前にFemaleを冠して、略してFAGAと表記されます。

男性との発症の違いは、脱毛が生え際や頭頂部から始まるのではなく、全体的に髪のボリュームが失われて薄毛になる点、また、脱毛抑制作用が女性ホルモンにはあるので男性型脱毛症のような進行性のものではないということです。

もしAGAの検査を希望しているのであれば、AGA専門医だけでなく一般の皮膚科医でも検査を行っています。

AGA関連遺伝子検査キットのようなものを買えばわざわざ病院に行かなくても検査ができてしまいますが、あくまでも簡易チェックなので大まかな情報しか得られません。

ですから納得の上で検査しないとむしろ損です。

判定できるのは遺伝学的にAGAを発症しやすいかどうかと抗アンドロゲン薬が効く体質かどうかで、今の患者の状態がどうなのか(発症しているのか)は簡易キットではわかりません。

適確な治療につながるような検査結果が欲しければAGA専門のクリニックや皮膚科で検査を受けた方が良いでしょう。

精神的なプレッシャーや体調が悪化したときなどは抜け毛が一時的に進行する場合があります。

小さなコインくらいの大きさの丸いハゲができる円形脱毛症の場合も発症にストレスが強く関わっていると言われています。

そして男性型脱毛症もやはりストレスがきっかけであることが多いです。

ヒトというのは過大なストレスに遭うと防御反応として体の中で作られるホルモンのバランスが変化します。

男性型脱毛症というようにAGA発症は男性ホルモンの影響を強く受けるため、ストレスと結びつけて考えることは間違いではないのです。

現時点で男性型脱毛症(AGA)にとられる治療法は2種類です。

患部への薬の塗布、薬の内服といった身近な方法のほか、髪の根元にじかに有効成分を注射する医療的な施術を行うことです。

単純にどちらかが効果的だと言えるものではありません。

体質、症状、それまでの経過などの要素によって推奨される方法は異なり、他人に効くからといって自分に効くわけではありません。

専門家のいるクリニックで体質や症状に合った対処法を判定してもらい、アドバイスを受けたうえで選択し、治療する方が時間も無駄にしなくて済みます。